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補訂版 道路のデザイン
-道路デザイン指針(案)とその解説-

平成29年3月に「道路のデザインに関する検討会」が設置され、平成17年に刊行された「道路のデザインー道路デザイン指針(案)とその解説ー」の改訂について議論を進め、その結果にもとづき、平成29年10月11日道路局環境安全課長より関係各機関に「道路デザイン指針(案)」として通知されたところです。
本書は、この国土交通省の通知と共に、必要な参考資料と解説を加え、実際に利用しやすいようにとりまとめたものです。

刊行物「補訂版 道路のデザイン」の写真
「補訂版 道路のデザイン
-道路デザイン指針(案)と
その解説-」
(A4版/定価4,500円:税別)

目次(抜粋)
■原論編
 第1章 思想
  1-1 美しい道路づくりの意義と必要性
  1-2 美しい道路づくりとは
   1-2-1 地域との調和
   1-2-2 利用者の快適性
   1-2-3 姿形の洗練
 第2章 知識
  2-1 道路の形状特性とデザイン
  2-2 道路の利用特性とデザイン
  2-3 道路の社会特性とデザイン
 第3章 技術
  3-1 道路デザインの技術
   3-1-1 統合的な思考のために
   3-1-2 リアリティを得るために
   3-1-3 システムとして機能させるために
 第4章 実践のイメージ

■実践編
 第1章 道路デザインの目的と方向性
  1-1 道路デザインとは
  1-2 道路デザインの目的と対象
  1-3 道路デザインの方向性
 第2章 道路デザインの進め方
  2-1 道路デザインの心得
  2-2 道路デザインの手順
  2-3 道路デザインの表現方法
 第3章 地域特性による道路デザインの留意点
  3-1 山間地域における道路デザイン
   3-1-1 自然への影響の軽減と地形の尊重
   3-1-2 地域の景観資源の活用
  3-2 丘陵・高原地域における道路デザイン
  3-3 水辺における道路デザイン
  3-4 田園地域における道路デザイン
  3-5 都市近郊地域における道路デザイン
  3-6 市街地における道路デザイン
   3-6-1 道路ネットワークと道路デザイン
   3-6-2 道路の性格に応じたデザイン
 第4章 構想・計画時のデザイン
  4-1 道路デザイン方針の設定
  4-2 構想・計画時における道路デザインの重要性
  4-3 地方部の道路の計画
   4-3-1 比較ルートの検討
   4-3-2 線形計画
   4-3-3 横断計画
   4-3-4 道路構造の選択
  4-4 市街地の道路の計画
   4-4-1 地域資源・街割り・公共施設等の配置と
       道路の線形
   4-4-2 都市活動に対応した横断構成
   4-4-3 道路構造物の考え方
   4-4-4 道路と沿道の一体整備
  4-5 道路空間の再構築
  4-6 現道拡幅の際の考え方
  4-7 他事業との連携
 第5章 設計・施工時のデザイン
  5-1 設計・施工にあたっての基本的な考え方
  5-2 土工設計
   5-2-1 設計開始にあたっての留意事項
   5-2-2 のり面に対するアースデザイン
   5-2-3 擁壁・腰石積み
   5-2-4 のり面の表面処理
  5-3 橋梁・高架橋の設計
   5-3-1 設計の基本的考え方
   5-3-2 形式選定と本体設計
   5-3-3 地形・植生に対する配慮
   5-3-4 都市近郊・市街地における高架橋の設計
   5-3-5 横断歩道橋・跨道橋等の設計
  5-4 トンネル・覆道等の設計
   5-4-1 トンネルの設計
   5-4-2 掘割道路等の設計
   5-4-3 覆道の設計
  5-5 車道・歩道および分離帯の設計
   5-5-1 車道・歩道の舗装
   5-5-2 歩道空間の設計
   5-5-3 バス停留所等の配置
   5-5-4 植樹帯の配置と植栽設計
  5-6 ユニバ-サルデザイン
  5-7 交差点等の設計
   5-7-1 平面交差点の設計
   5-7-2 立体交差点等の設計
  5-8 休憩ポイントの設計
  5-9 環境施設帯の設計
  5-10 道路附属物等の設計
   5-10-1 交通安全施設等の設計
   5-10-2 遮音壁
   5-10-3 道路占用物件
  5-11 植栽の設計
   5-11-1 植栽の景観的役割
   5-11-2 植栽形式と使用種の選定
   5-11-3 植栽基盤と植栽空間
   5-11-4 既存樹林・樹木等の保全・活用
   5-11-5 既存道路の改築時における樹木等の
       取り扱い
  5-12  色彩の設計
  5-13 暫定供用を予定する道路の設計
   5-13-1 暫定供用を予定する道路の考え方
   5-13-2 道路構造物の考え方
  5-14 施工時の対応
  5-15 既存道路におけるその他の景観改善
   5-15-1 歴史的建造物等の保存
   5-15-2 無電柱化
 第6章 管理時のデザイン
  6-1 維持管理
  6-2 景観の点検と地域との関わり
  6-3 関係者との協力体制の構築と支援
  6-4 植栽管理
 第7章 道路デザインのシステム
  7-1 一貫性の確保
   7-1-1 デザイン方針の明確化
   7-1-2 検討体制の整備
   7-1-3 関係者の役割分担
  7-2 技術力の活用と向上
  7-3 デザインにかかる仕組みの確立
   7-3-1 景観法等の活用
   7-3-2 景観アセスメントの実施

■事例編
  1.日光宇都宮道路
  2.仙台の大通り
  3.福島西道路
  4.大手前通り

  図版一覧
  参考文献一覧

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